今週は所属馬2頭が地方競馬で勝利を挙げ、中央再転入の資格を手にしました。

まずは、5日(月)船橋・桜狩り賞 C2(一)に出走したサンメディル
盛岡での2連勝を含み、ここまで5連勝中。
単勝1.8倍と圧倒的一番人気に支持されていましたが、
その日の馬場はあちこちに水が浮いていて、まるで田んぼのよう。
中央時代に重・不良馬場は4回走り、いずれも大きく負けていただけに、
一抹の不安も感じていました。
レースでは2番手を追走するも、逃げた2着馬にプレッシャーを掛けるというほどの距離感ではなく、
やはり少し走りづらいのかなといった感じ。
それでも森泰斗騎手のアクションに応えてジワジワ差を詰め、
残り100mを切ったところで何とか差し切ってくれました。
着差は3/4差だったものの、3着馬以降には大差をつけていますし、これで6連勝
地方での6戦の走りは、1戦ごとに成長を感じさせてくれたものでした。

翌日6日(火)にはエンジェルティアラが続きました。
今年1月に連勝を決め、中央再転入にリーチが懸かっていましたが、
2月は5着、そして3月の前走では7着と足踏みしての今回。
800m戦で有利とは言えない大外枠でしたが、
この馬の持ち味の二の脚の速さを利かせてスムーズに先頭に立つと、
最後まで集中力を持続させて、懸命に粘り腰を発揮。
追い上げてきた2着馬を半馬身差退けて、見事に3勝目を挙げてくれました。
転入直後はなかなか思うような競馬にならず、初勝利には時間を要しましたが、
中央の未勝利戦では2着2回、3着2回、勝ち馬とタイム差なしのところまできていた馬。
園田、姫路競馬で培った9戦も、今後の肥やしとなるはずです。

それぞれ、中央の1勝クラスでどのような走りを見せてくれるか楽しみにしています。


そして、先月末には、中央で実績を残してきた2頭が高知競馬で活躍。
ブラゾンドゥリスが御厨人窟賞(重賞・ダ1400m)を制し、
通算12勝目(中央6勝・地方6勝)を挙げました。
20210328ブラゾンドゥリス
9歳になった今年も衰え知らずで、元旦には所属馬として2021年初勝利。
前走では、4年前に制した黒船賞(Jpn3)にも出走し、元気な姿を見せてくれています。
次走も重賞に挑戦予定ですし、さらなる活躍を期待したいところです。

同日には、ディライトラッシュも勝利。連勝を3に伸ばしています。
今年高知競馬に移籍して既に7戦目。そのうち5つが勝利と、本当に立派な成績。
次走は今週の土曜日。タフネスさにも頭が下がる思いです。

今週は、地方勢に負けじと、中央勢にも勝ち星を挙げてもらいたいと思っています。


kato