台風14号の影響が心配されていた先週末の競馬開催。
思いのほか影響が少なかったとはいえ、土曜日の東京は一日中強い雨脚が続く中、
8R・3歳上1勝クラス(芝1400m)に出走したグルアーブが、
ごぼう抜きを決め、鮮烈な勝利を挙げてくれました。
20201010グルアーブ

スタートで後手を踏んで道中は最後方を追走。
そのまま4コーナーを回りますが、直線を向いても馬群の一番後ろ。
誰しもがあそこからあんな脚を繰り出すなんて思ってもみなかった30秒後に、
まさかの先頭でゴール板を駆け抜けていきました。
レースの上がり3ハロンが38.7秒なのに対し、グルアーブが使った脚はそれを2.7秒上回る36.0秒
鞍上の内田博幸騎手は、
他の馬が脚をとられている中で、この馬はさほどこの馬場を苦にしていないようでした。
また、後ろでじっとしていたことによって展開がうまく嵌まったと思います
とコメント。
また、ひと頃よりも馬が良くなっていたようなので、今後がますます楽しみです。
出資会員の皆様、本当におめでとうございました。

開幕週の馬場とはいえ前日から降り続く雨の中、水を得た魚のようにグイグイ伸びてきた姿は、
重馬場の桜花賞をただ1頭違う脚で伸びてきたあの馬と重なるものがありました。
この末脚を武器に、昇級後も活躍してほしいものです。

そして、
史上初の無敗牝馬3冠制覇が懸かるデアリングタクトが、今週の秋華賞(G1)に出走します。
オークス優勝後は、北海道にて激戦の疲れを癒やし、
しばしの夏休みを経た後は、福島県・ノルマンディーファーム小野町へ移動して立ち上げられ、
9月2日に栗東トレセンに帰厩し、ここまで万全の調整が進められてきました。
引き揚げ、検量室前 (2)
20200524デアリングタクト2
3度目の歓喜の瞬間が訪れることを願っています。

頑張れ!デアリングタクト!!

kato