5月24日(日)東京競馬場でおこなわれた、第81回オークス(G1)
デアリングタクトが、17頭の並み居る強豪を下し、桜花賞に続いてのG1制覇
見事に無敗の二冠馬となりました!!
20200524デアリングタクト2
会員の皆様、誠におめでとうございます。
また、松山弘平騎手、杉山晴紀厩舎の皆様、生産牧場の長谷川牧場様、
デアリングタクトに携わっていただいた方々にはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。
そして、応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

「デアリングタクト無敗の牝馬2冠 63年ぶり史上2頭目快挙!」
「桜女王デアリングタクトが無敗2冠! 1957年のミスオンワード以来63年ぶり史上2頭目の偉業達成」

レース後はこういった見出しが次々と踊る中、改めて大きな事を成し遂げたんだと実感しています。

レースを振り返ると、決してスムーズな競馬とは言えなかった桜花賞以上に厳しい競馬。
スタート後の1コーナーでポジション取りが後ろになりましたが、
この時点ではデアリングタクトの末脚を信じ、まだ届くだろうと見ていました。
しかし、1000m通過時点で、斜め前にリアアメリア、直後に2番人気のデゼルが進出してきて、
さらに3~4コーナーではC.ルメール騎手騎乗のサンクテュエールに外から蓋をされ、動くに動けず。
さすがに、「マズイな...」と思わせる展開の中、直線を迎え...
直線では外側に進路を取ろうとしたものの前が開かず、残りは400m。
万事休すかと思われたその時、内にいたマルターズディオサとフィオリキアリの間が開き、
スッとヴィクトリーロードが伸びました。
20200524デアリングタクト1
そこを見逃さなかった松山騎手の瞬時の判断にしっかりと反応するデアリングタクト。
一瞬の脚で内に切れ込み、そこからエンジン点火!!
上がり3ハロン33.1秒の豪脚を繰り出し、見事に前を捉え切りました。
20200524デアリングタクト4

その走りはまるで15年前にオークスを制したシーザリオ。
当時のレースを見ると、
道中の位置取り、直線で進路がスムーズに開かないところ、直線追い上げてくる走りは、
本当によく似ています。
”シーザリオと同じ2枠4番での優勝”
というのも何かのめぐり合わせだったのではないでしょうか。

この春は3戦を消化し、晴れて二冠馬となったデアリングタクト
レース後は激闘の印か、左トモの繋に外傷を負ってきましたが大きな問題もなく、
昨日、一旦宇治田原優駿ステーブルに放牧に出ています。
夏は激戦の疲れを取るべくしっかりと休養、そしてパワーアップをし、
10月18日(日)京都・秋華賞(芝2000m)で三冠制覇を目指す予定です。
秋には競馬場での観戦が解禁となり、
皆さんと共に競馬場で”その瞬間”を見届けられることを楽しみにしています。

kato