●募集No.24 マルーンドロップの18 牝 栗東・石坂公一厩舎
父:マツリダゴッホ × 母:マルーンドロップ(母の父:コンデュイット)
※満口
【村本】:じつは今回、僕が募集牝馬の中で一番オススメしたいのが、このマルーンドロップの初仔。
馬体のバランスの良さはもちろん、キビキビと歩けていて、お父さんらしい気性の前向きさも見受けられました。
なおかつ柔軟さが感じられましたし、いかにも走りそうだなぁという雰囲気で。
この時期からそういったポテンシャルを感じさせる馬ってなかなかいないじゃないですか。
この馬に関して岡田さんはどう評価されていますか?
【岡田】:筋繊維が細やかで、レースを使って使ってどんどん強くなるタイプ。
脚元も丈夫なので、かなり走る馬だと思いますよ。
マツリダゴッホ産駒はデビューする前、2400mが一番いいんじゃないかと思っていたんだけど、
実際に活躍しているのは短距離馬が多い。トレーニングすればするほどお尻の筋肉が付いてきて、
総じてスピードがあるのが特徴的。
キレのある走りをしそうだし、この馬は牝系からもマイルくらいの距離が合いそうだよね。
【村本】:番組が充実していて、牝馬はマイルあたりの距離に適性のある馬がけっこう稼げるイメージ。
そういう意味でも是非とも皆さん注目していきましょう。
●募集No.25 ミスサイベリアの18 牝 美浦・奥村武厩舎
父:キズナ × 母:ミスサイベリア(母の父:Giant's Causeway)
※満口
【岡田】:セリ場で見た時の印象は、バランスが良かったけど体はまだ小さかった。
だからそれほど高くまで競られずに落札できた経緯がある。
それが今では凄く上背が伸びて、体高はもう普通以上にあるし、成長力が凄い馬だなと思ってます。
放牧地での走りもダイナミックだし、とにかくスピードが抜群。
【村本】:キズナの仔って、僕が見てても産駒の傾向がバラバラな印象があるんですけど、岡田さんはどうご覧になられていますか?
【岡田】:異常ですよねキズナ産駒の走り方って。
もう社台グループなんて完全に後継種牡馬って話をしてますから。
産駒も古馬になって走るとは想像していたけど、2歳戦からこんなに走るとは思わなかった。
ここまでの成績を見ても、多分来年はメチャクチャ種付け料が上がるだろうし…。
これからもっともっと走る産駒が出てくる種牡馬だと思います。
さて、2018年産募集馬は10月30日(水)より通常募集を開始しました。
おかげさまで、上記2頭のようにすでに満口となった馬や、残口が少なくなっている馬も
多数のお申込をいただき、誠にありがとうございます。
1歳馬たちは皆さまの期待に応えられるよう、日々鍛錬に励んでいます。
仲良しコンビの手前(左)がヘヴンリーヴォイスの18(父エイシンフラッシュ)
奥(右)がボンジュールメロンの18(父ホッコータルマエ)です。
募集馬見学ツアーの後にノルマンディーファームへ移動し、馴致を開始しました。
2頭とも素直な性格でスタッフの指示にも従順。馴致は難なくクリアし、馬場にて
ダク1周と坂路をハッキングで1本登坂しています。
同じくノルマンディーファームで調整中のアルボランシーの18(父ヘニーヒューズ)
こちらもツアー後に移動し、馴致を開始。順調に進められており、近日中には馬場入りする予定です。
今週来場された杉山師は「見た目や背中の感じからは父ヘニーヒューズの特徴が出ている印象で、
クビが強くグイグイと歩く姿も良いですね。募集開始時よりも馬体がグッと増えているようですし、
お預かりするのが楽しみです」と話していました。
馬は敏感で臆病な動物のため、まだ1歳の馬たちにとっては雨あがりのちいさな水たまりも気になるもの。本馬も初めこそ水たまりの手前で止まる場面がありましたが、1度大丈夫だと納得してしまえば次からは躊躇することなく前進。その様子を見ても学習能力は高そうで、馴致を担当しているスタッフも「偉いぞ~!」と褒めていました。上の写真もビシッと決まっていて、賢そうな雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか。
募集馬の近況は10月31日に更新していますので、そちらもご検討の際に役立てていただければ幸いです。今週の出走予定
11/2(土)
東京5R グリエクレール
福島8R ディライトラッシュ
福島9R サンタアズライト
福島9R ディオブルネッタ
京都5R シュアリーシーズ
11/3(日)
東京7R ファントムメナス
福島3R ファイナルマズル
福島8R ホウロクダマ
福島11R アリンナ
京都11R アナザートゥルース
yamada