先週は三場でクラブ所属馬13頭が出走。土曜日はゴール前まで声の出るレースは多かったものの、勝ち星を挙げられず、日曜日もメインで敗戦してガックシ肩を落としていましたが…

誰が呼んだか『最終Rのノルマンディー』東西でやってくれました(^^♪
まずは阪神12Rのブランメジェール

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パドックでは首を上下に振って少々煩い様子。返し馬でも鞍上が落ちそうになるシーンが見られ、その馬名に違わぬじゃじゃ馬ぶりを発揮していましたが、芝部分のスタートから好ダッシュを決めると、気分よくスイスイ逃げて、3角手前から後続との差を広げにかかります。
12.2-10.6-11.5-11.6-12.2のラップを刻み、1000m通過が58.1秒。このハイペースでは他馬も追いかけられない。初コンビ和田騎手の好判断が冴え、ゴール入線の着差は1 3/4馬身でも、まさに完勝と言える内容だったのではないでしょうか。それにしても、白い馬体に厩舎カラーの黄色いメンコが良く映える。
鮮やかに逃げ切る姿をモニター越しに見て、久々にテーマ曲「SUNRISE」を思い浮かべてしまった。


その約10分後…

中山12Rはカルヴァリオ

パドック周回では脾腹のあたりからポタポタと汗が滴り、管理する大竹調教師は『今日はまだ大きくイレ込んでいないけど、もう少し落ち着いてリラックスしてくれたらなぁ…』と、じーっと馬を眺めてボソリ一言。鞍上に対しては『前半は馬が行きたがっても、道中とにかく壁を作って折り合い重視で運ぶように』と何度も指示していた姿が強く印象に残っています。
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-6kgの馬体重でも、乗り込み量を重ねて前回とは筋肉量が違う。あくまで個人的な見方になってしまいますが、まったく細くは映りませんでしたし、そう信じてレースを見守りました。
好スタートから大野騎手が巧く内に入れて壁を作り、道中の折り合いは完璧。4角のコーナーリングもまったくロスがなく、この中山コースを得意としていた父ゴッホ譲りのアビリティ炸裂!
ゴール前は人気馬たちとの叩き合いを制し、函館・松前特別(芝2000m)以来、約一年半ぶりの勝利!!強いカルヴァリオが帰ってきました。 直線で『オオノ、オオノ~』と何度叫んだか。

出資会員の皆様、誠におめでとうございます。


また、高木登調教師はブランメジェールの勝利で(現役102人目)、大竹正博調教師がカルヴァリオの勝利で(現役103人目)それぞれJRA通算200勝を達成され、クラブ一期生から関わってもらっている両調教師のメモリアル勝利に、所属馬たちが花を添えられたのもまた不思議な縁を感じます。

Team Normandyに今後とも変わらぬ温かいご声援をいただけると幸いです。


watanabe